というわけで、あった出来事のメモ。
【1日目:祇園→清水寺→新京極】
■花見小路でランチ
出会って数時間のランチで、いきなり彼とケンカした。
今思えば、ホテルのチェックイン時刻1500を前倒しできないのがいけなかった。
どれほど不機嫌だろうと、部屋に連れ込んじゃえばなし崩しだったのに・・・!
ランチを取るため訪れた花見小路通りは、ガイドブックの楽しそうな記述とは裏腹に、
観光的過ぎててリーズナブルで美味しそうな店もなく、
おまけに14:00過ぎてランチは終了してしまった。
その上、もともと彼はB級グルメ以外の日本食が苦手だ。
しいたけ、栗、茄子と嫌いな食材が日本料理に集中しており、
すき焼きや寿司も好きではないらしい。
空腹+疲労で不機嫌の極みにいる彼と並んで歩くことに疲れて、
郷土料理・おばんさいのお店に立ち寄ったのが運のつき。
イヤミったらしく
「鷹子が好きな店に入れば?食べられるものがなければ、俺は適当に頼むし」
と言っていた彼は、言葉通り居酒屋でも頼めそうな鳥の竜田揚げとご飯をオーダーしやがった。
嫌 味 に も 程がある・・・!
それまで「めんどくせー」と腹の奥では思いつつも、
機嫌をとるため笑顔で明るく接していた私も、この態度にはブチ切れ。
他の客がいないことを見計らって、眉間にしわを寄せ頬を膨らませ、
彼を睨みつけながら、両目から涙をボロボロ。
2人っきりだと彼は怒りんぼになるが、私は泣き虫になる。
例えば、昔から私は1〜2ヶ月に1日くらいの周期で、
訳もなく気分が落ち込み何もする気がしない日があるが、
そういうとき彼から偶然電話が来ると、いきなり泣きだしたりする。
1人だとどれほど落ち込んでも泣けないのに・・・まるで触媒のような男だ。
そして彼は私が泣き止むまで、あやし続けるハメになる。
「赤ちゃんみたいだよ、もー」と苦笑しながら。
いい加減慣れてもよさそうなものだが、この時も彼は、
「ゴメン、言い過ぎた」と狼狽し、苦笑を浮かべた。
まあ客はおらずとも、店員さんが来たら、
彼は「彼女を泣かした男」として加害者確定だけども。
まあそんなこんなで休戦してご飯を食べたのだが、
正直そのお店のおばんさいはあんまり美味しくなかった。
何より作りたてじゃないし、どこか人口調味料の味がする。
デパートのおせち料理みたいだ。
1500円くらいしたが、これなら作りたての700円の定食のがずっと美味しい。
店の構造について彼は「民家を改造したって感じだね」と評していた。
指差す先を見れば・・・なるほど、モジュラージャックの差込口が。
その店に限らず、京都の店は民家を改装した風の店が多かった。
京都は戦争で焼けなかったというし、観光地として栄えてから店を始めた人も多いのかも。
■清水寺
花見小路からテクテク歩いて南下した。
二年坂・三年坂には人力車とか走ってるわ、日本の伝統工芸品を売る店は多いわで、
道中外人さんたちが大はしゃぎしていた。
京都のお店は出入り口が狭くとも、奥に広がってる店が多い。
扇子にお香、織物を使った民芸品に、ガラス細工…。
お正月に訪れたカンボジアみたく、たくさんの店で共通で扱ってる品と、
その店でした買えない品があり、共通の品物は店によって価格が若干違う。
さて、清水寺は思った以上に広かった。
そして・・・清水の舞台では、なぜか中国人の団体客が大騒ぎ!
舞台がひっくり返りそうなほど、大集合して記念撮影。
修学旅行の人たちなのかもしれない。
ビザが廃止されて以来、中国からの観光客は急増したと聞くし。
小学生以来である音羽の滝は、記憶よりもずっと小さくて拍子抜けした。
「滝に向かって左が学問成就の水、真ん中が恋愛成就の水、右が延命長寿の水。
どれかひとつだけ選んで、一口だけお飲みください。
いくつも選ぶと、どの願い事も叶わなくなってしまいます。
また、二口、三口飲むと、ご利益が二分の一、三分の一となってしまいます」
という説明をおぼろげながら覚えていたのだが・・・
「衛生上、大丈夫なのかな」
というのが純理系である彼の感想。
彼曰く、お守りやらお賽銭は一切しない主義なのだとか。
神頼みをしなければいけない時点で、すでに終わってる、
その分努力しろよ!って話らしい。
そーいうところでムキになるのは彼らしいが、ここ天下の京都ですよ?
…空気嫁、と思った。
■新京極
京都イチの繁華街で、修学旅行の定番と聞いていたので立ち寄ってみた。
・・・普通の地方都市の商店街とかわらねー・・・。
小さな映画館やら靴屋さん、喫茶店にカフェ、ゲームセンター、服飾店。
内容は名古屋や香川、鹿児島の商店街と変わらなかった。
神戸ほどおしゃれでも、東京ほど棲み分けてもいない、ごった煮の商店街。
夕食は彼の好みに合わせようってことで、お好み屋さんで。
小学校以来久々に、彼の教授を受けてお好み焼きを手作りした。
(彼曰くあんまり美味しくなかったらしいけど)
その後は電気屋さんで彼の買い物に付き合い、ホテルへ。
結構ハードな一日だった。
【1日目:祇園→清水寺→新京極】
■花見小路でランチ
出会って数時間のランチで、いきなり彼とケンカした。
今思えば、ホテルのチェックイン時刻1500を前倒しできないのがいけなかった。
どれほど不機嫌だろうと、部屋に連れ込んじゃえばなし崩しだったのに・・・!
ランチを取るため訪れた花見小路通りは、ガイドブックの楽しそうな記述とは裏腹に、
観光的過ぎててリーズナブルで美味しそうな店もなく、
おまけに14:00過ぎてランチは終了してしまった。
その上、もともと彼はB級グルメ以外の日本食が苦手だ。
しいたけ、栗、茄子と嫌いな食材が日本料理に集中しており、
すき焼きや寿司も好きではないらしい。
空腹+疲労で不機嫌の極みにいる彼と並んで歩くことに疲れて、
郷土料理・おばんさいのお店に立ち寄ったのが運のつき。
イヤミったらしく
「鷹子が好きな店に入れば?食べられるものがなければ、俺は適当に頼むし」
と言っていた彼は、言葉通り居酒屋でも頼めそうな鳥の竜田揚げとご飯をオーダーしやがった。
嫌 味 に も 程がある・・・!
それまで「めんどくせー」と腹の奥では思いつつも、
機嫌をとるため笑顔で明るく接していた私も、この態度にはブチ切れ。
他の客がいないことを見計らって、眉間にしわを寄せ頬を膨らませ、
彼を睨みつけながら、両目から涙をボロボロ。
2人っきりだと彼は怒りんぼになるが、私は泣き虫になる。
例えば、昔から私は1〜2ヶ月に1日くらいの周期で、
訳もなく気分が落ち込み何もする気がしない日があるが、
そういうとき彼から偶然電話が来ると、いきなり泣きだしたりする。
1人だとどれほど落ち込んでも泣けないのに・・・まるで触媒のような男だ。
そして彼は私が泣き止むまで、あやし続けるハメになる。
「赤ちゃんみたいだよ、もー」と苦笑しながら。
いい加減慣れてもよさそうなものだが、この時も彼は、
「ゴメン、言い過ぎた」と狼狽し、苦笑を浮かべた。
まあ客はおらずとも、店員さんが来たら、
彼は「彼女を泣かした男」として加害者確定だけども。
まあそんなこんなで休戦してご飯を食べたのだが、
正直そのお店のおばんさいはあんまり美味しくなかった。
何より作りたてじゃないし、どこか人口調味料の味がする。
デパートのおせち料理みたいだ。
1500円くらいしたが、これなら作りたての700円の定食のがずっと美味しい。
店の構造について彼は「民家を改造したって感じだね」と評していた。
指差す先を見れば・・・なるほど、モジュラージャックの差込口が。
その店に限らず、京都の店は民家を改装した風の店が多かった。
京都は戦争で焼けなかったというし、観光地として栄えてから店を始めた人も多いのかも。
■清水寺
花見小路からテクテク歩いて南下した。
二年坂・三年坂には人力車とか走ってるわ、日本の伝統工芸品を売る店は多いわで、
道中外人さんたちが大はしゃぎしていた。
京都のお店は出入り口が狭くとも、奥に広がってる店が多い。
扇子にお香、織物を使った民芸品に、ガラス細工…。
お正月に訪れたカンボジアみたく、たくさんの店で共通で扱ってる品と、
その店でした買えない品があり、共通の品物は店によって価格が若干違う。
さて、清水寺は思った以上に広かった。
そして・・・清水の舞台では、なぜか中国人の団体客が大騒ぎ!
舞台がひっくり返りそうなほど、大集合して記念撮影。
修学旅行の人たちなのかもしれない。
ビザが廃止されて以来、中国からの観光客は急増したと聞くし。
小学生以来である音羽の滝は、記憶よりもずっと小さくて拍子抜けした。
「滝に向かって左が学問成就の水、真ん中が恋愛成就の水、右が延命長寿の水。
どれかひとつだけ選んで、一口だけお飲みください。
いくつも選ぶと、どの願い事も叶わなくなってしまいます。
また、二口、三口飲むと、ご利益が二分の一、三分の一となってしまいます」
という説明をおぼろげながら覚えていたのだが・・・
「衛生上、大丈夫なのかな」
というのが純理系である彼の感想。
彼曰く、お守りやらお賽銭は一切しない主義なのだとか。
神頼みをしなければいけない時点で、すでに終わってる、
その分努力しろよ!って話らしい。
そーいうところでムキになるのは彼らしいが、ここ天下の京都ですよ?
…空気嫁、と思った。
■新京極
京都イチの繁華街で、修学旅行の定番と聞いていたので立ち寄ってみた。
・・・普通の地方都市の商店街とかわらねー・・・。
小さな映画館やら靴屋さん、喫茶店にカフェ、ゲームセンター、服飾店。
内容は名古屋や香川、鹿児島の商店街と変わらなかった。
神戸ほどおしゃれでも、東京ほど棲み分けてもいない、ごった煮の商店街。
夕食は彼の好みに合わせようってことで、お好み屋さんで。
小学校以来久々に、彼の教授を受けてお好み焼きを手作りした。
(彼曰くあんまり美味しくなかったらしいけど)
その後は電気屋さんで彼の買い物に付き合い、ホテルへ。
結構ハードな一日だった。
つーわけで、大学時代以来ずっと計画倒れが続いていた京都に行ってきた。
相変わらずの濃ゆい旅行だったので、旅行コースと印象だけ軽くメモ。
1日目:清水寺と祇園、新京極
2日目:大原三千院と寂光院、町屋改装BAR
3日目:天橋立、大覚寺の観月の夕べ
4日目:百万遍の手作り市、銀閣寺、伏見稲荷大社
小学校の修学旅行以来初めて行く京都は、
去年の9月に訪れたヴェネツィアに似ていた。
観光客向けに分かりやすくラッピングされた観光地。
でも路地の奥には生活が根付き、そこここに歴史や文化が潜んでいる。
寂光院では管理人らしき僧侶さんに血天井の講釈を受け、
路地の奥で見つけた常連御用達の飲み屋では2階貸切状態、
観月の名所である大覚寺では仲秋の名月を愛で、
伏見稲荷大社ではなぜか彼とケンカをした。
並んで歩いて、色々なものを見て、泣いて笑ってケンカして、
お互いに気づかったり、ぶつかったり、謝ったり。
他人と旅行してるのに便秘にならないことに驚いたり、
弟にしか使わない言葉で彼を罵ったり、
泣いたり肌を晒したり一緒に眠るのが当たり前になってきたり。
天橋立からの帰の電車、居眠りする彼越しに流れる景色を眺めていると、
なんだかずいぶん長い間、彼と旅をしている錯覚を覚えた。
行く前は色々迷ったけど(主に費用対効果について)
恋愛は一瞬の積み重ね、思い切って行って良かった。
彼と出会ってから月イチペースで国内を旅行するようになり、
これまで気付かなかった美しいものに触れることも増えた。
転職とか昇給とか留学とか分かりやすい形ではないけれど、
恋愛して旅する機会が増えて、魂が豊かになってる気がする。

相変わらずの濃ゆい旅行だったので、旅行コースと印象だけ軽くメモ。
1日目:清水寺と祇園、新京極
2日目:大原三千院と寂光院、町屋改装BAR
3日目:天橋立、大覚寺の観月の夕べ
4日目:百万遍の手作り市、銀閣寺、伏見稲荷大社
小学校の修学旅行以来初めて行く京都は、
去年の9月に訪れたヴェネツィアに似ていた。
観光客向けに分かりやすくラッピングされた観光地。
でも路地の奥には生活が根付き、そこここに歴史や文化が潜んでいる。
寂光院では管理人らしき僧侶さんに血天井の講釈を受け、
路地の奥で見つけた常連御用達の飲み屋では2階貸切状態、
観月の名所である大覚寺では仲秋の名月を愛で、
伏見稲荷大社ではなぜか彼とケンカをした。
並んで歩いて、色々なものを見て、泣いて笑ってケンカして、
お互いに気づかったり、ぶつかったり、謝ったり。
他人と旅行してるのに便秘にならないことに驚いたり、
弟にしか使わない言葉で彼を罵ったり、
泣いたり肌を晒したり一緒に眠るのが当たり前になってきたり。
天橋立からの帰の電車、居眠りする彼越しに流れる景色を眺めていると、
なんだかずいぶん長い間、彼と旅をしている錯覚を覚えた。
行く前は色々迷ったけど(主に費用対効果について)
恋愛は一瞬の積み重ね、思い切って行って良かった。
彼と出会ってから月イチペースで国内を旅行するようになり、
これまで気付かなかった美しいものに触れることも増えた。
転職とか昇給とか留学とか分かりやすい形ではないけれど、
恋愛して旅する機会が増えて、魂が豊かになってる気がする。

旅の思い出のメモ・PART2。
○猿蟹合戦
旬も末期に近づいており金曜日だったせいか、
サクランボ狩りは出発から帰りまで2人きりだった。
「枝の下の方は取られてしまってるけど、上の方は残ってるから」
と佐藤錦の樹の横に置かれた鉄製の梯子に案内される。
サクランボは佐藤錦・ナポレオン・紅秀峰の3種類。
一つの樹に挿し枝をして、2種類の品種を実らせる樹もある。
サクランボが好きではない彼は、サクランボの栽培にしきりに興味を示していた。
彼の父親は農作業好きなので、その影響かもしれない。
そんな彼を尻目にサクランボが大好きな私は早速3種類を食べ比べてみた。
佐藤錦→甘くて味が濃い。実がぎっしり詰まった感じ。
ナポレオン→やや薄味で酸味が強い。
紅秀峰→甘くて大振りだが、佐藤錦より薄味。
って感じ。
比べると、やっぱり佐藤錦がサクランボの王様だ。
で、梯子に戻ろうとすると・・・なぜかサクランボが好きでもない彼が陣取っている。
「ちょっと替わってよ、私も食べたい」
「やだー。おまえはあっちの食べてな」
「佐藤錦が一番美味しいもん、私にもちょうだいよ」
すると彼は何を思ったか、いきなり口に含んでいたタネを吹きかけてきた。
「ひどいー!何するの!タネじゃなくて、実をちょうだいよう」
「やだよー。カニさんはすっぱいサクランボを食べな」
「うう、ひどいよ。そうだ、佐藤錦ばかりだと口の中が甘くならない?
ポレオン2つと交換ならどう?」
「あ、それならいいよ。ほれ、佐藤錦だ」
「やったー サルさん、ありがとう!はい、ナポレオン」
彼氏と童心に返って、大好きな果物を腹いっぱい食べ続ける。
子供の頃から夢だったサクランボ狩りは、思いのほか楽しかった。
○孝行息子
さて30分間堪能した後は、農園の前で帰りのタクシー待ち。
店頭では佐藤錦・紅秀峰など箱詰めされて並んでいる。
「実家に送ろうかな」
やおら彼は思い立ち、宅急便でサクランボを実家に送ることに。
送付先に実家の宛名を書き、送り主は迷った末「同上(鹿児島)」。
「佐藤錦にしますか?紅秀峰にしますか?」
「あー 迷うな。うーん。じゃあ、両方で」
お店の人に答えた彼に、私が驚く。
「親に5000円分もサクランボ送ってあげるんだ、優しい!」
「まあ、普段何もしてないから」
「それでも優しいよー。ふふ、親御さん送付状見て不思議に思うだろうね。
鹿児島の俺?なんで山形のサクランボ?なんて」
すると農園の管理者らしいおじさんが、売り子さんに声をかけた。
「おい、おまえ!そこのサクランボも包んでやれ」
「へ?」
どうやら売り子さんの旦那さんらしい。
きょとん、と目を見張る私たちに、おじさんはにやっと笑いかけた。
「もってけ」
帰りのタクシーにて。
「すごーい、きっと君の優しさに感心したんだよ」
しかし彼は浮かぬ顔。
「気持ちは嬉しいけど・・・もう俺、サクランボしばらくみたくないかも」
「えっ 本当?じゃあもらっていい?」
私は思わず満面の笑みを浮かべた。
「まだ食うの?お腹壊すぞ」
「まさか。会社のお土産にするんだよ」
「あ、そうか。うん、いいかもね」
ほっとしたように微笑む彼。
しみじみ「この人、お人よしだなあ」と思った。
○全身猫舌
私の旅の目的はサクランボ狩りと貸切露天風呂。
つぅわけで21:00から、彼と一緒に屋上にある貸切露天風呂に入った。
・・・んが。
「寒い寒い寒い寒い寒い寒い」
「ええ?そんなに寒いかな」
「なんでだおかしいぞこんなに寒いのにああもうシャワーお湯でないし」
「こっちはお湯出るよ。お背中流してあげようか?」
「いやもう無理ほんと寒いから俺温泉にはいりたい」
で、2人で温泉にはいったところ。
「熱い熱い熱い熱い」
「ええっ?ちょうどいいじゃん」
「いや確かにちょうどいいけど長く入れないしじっとしてると熱い」
そう言いながら落ち着きなく湯船を歩き回る彼。
そーいえば、この人家で風呂はいるときもいつもぬるま湯にしてたなー とか、
お味噌汁やグラタンを冷めるまで手がつけられない人だった、
と今更ながらに気づいた。
・・・温度調節できる貸切風呂って、さすがになかなかないよなあ。
○山寺の神様
同僚に勧められて山寺へ行って来た。
山寺とは松尾芭蕉も旅したという天台宗の霊山。
ガイドブックを読んだ感じだと正直さほど印象的ではなかったのだが・・・
この山寺、地蔵が凄い。
いたるところに地蔵。夫婦地蔵や子を背負う地蔵もいる。
また観光地としても栄えていて、名物の力こんにゃくや種種様々なおみくじが、
まるでお祭りの屋台のように道の両脇を固めている。
「なんでこんなに地蔵が多いんだろうね」
「山寺を作るとき、たくさん子供が亡くなったんじゃない?」
「ええっ 12歳以下の子を集めてお寺を作ったとか?
『勘弁して下さい、うちの子はまだ十(とお)になったばかりなんです。
あんな高いお山の上に、寺を作るなんて無理です』
『うるさい、12歳以下の子供だけで作れとのお達しじゃ
なあに安心せい、万が一のことがあっても地蔵を立ててやるわ』
『ああ、ご無体な!一郎!一郎!』
『かあちゃーん!』
なんて悲劇が繰り広げられたのかねえ」
「何言ってるの?」
彼の一言に妄想逞しくする私を、冷静に一刀両断する彼。
「なっ・・・君が変なこと言うから!もう、ちゃんとついてきてよ!」
さてそんな無駄口を叩きながらも1050段の階段を上りきり、
見晴台から景色を眺め、奥寺ではおみくじを1つ。
見事「大吉」。
おみくじには、
「遅れるけど必ず幸せになるから、まだかまだかと気を病むな」
と、まるで現在の私の状況を見透かしたような御言葉が記されていた。
○松島の鯉
本来「松島海岸通り」で下りるところを、間違えて「松島」で下りてしまった為に、
余計に2キロほど歩くことになった。まぎらわしいぞ松島。
それはともかく、松島ではこれまた同僚の勧めで瑞巌寺に行って来た。
前述のように降りる駅を間違えた為、裏口のような脇から境内に入る羽目になったのだが・・・
裏口の横に蓮の花がたくさん浮かぶ小さな池があった。
なにせ裏口なので、人はほとんどいない。
近づくと、池の中に住むたくさんの鯉たちが一斉に集まってきた。
試しにエサを撒くフリをしてみると、皆一斉に口を開閉した。
「お腹すいてるのかね」
「近づく人をえさと認識してるのかもね」
「こんな場所にあっても、だれかエサをあげてるのかなあ」
と、池の前では割と普通だったのだが。
何故か彼はその鯉の様子をいたく気に入ったらしく、
後々しきりに口をパクパクとさせ真似をしていた。
「なんで鯉の真似をしてるの?」
と呆れて尋ねると、
「おっ よくわかったね。鯉のまねー」
と嬉しそう。
いや・・・。
君が鯉の真似をしてるのは分かるけど、
君がなんでそんなことをしてるのかは、さっぱりわかんないよ。
そんな私の心に気づかず、ニコニコとパクパクし続ける彼。
つくづく、不思議な人だ・・・。
○猿蟹合戦
旬も末期に近づいており金曜日だったせいか、
サクランボ狩りは出発から帰りまで2人きりだった。
「枝の下の方は取られてしまってるけど、上の方は残ってるから」
と佐藤錦の樹の横に置かれた鉄製の梯子に案内される。
サクランボは佐藤錦・ナポレオン・紅秀峰の3種類。
一つの樹に挿し枝をして、2種類の品種を実らせる樹もある。
サクランボが好きではない彼は、サクランボの栽培にしきりに興味を示していた。
彼の父親は農作業好きなので、その影響かもしれない。
そんな彼を尻目にサクランボが大好きな私は早速3種類を食べ比べてみた。
佐藤錦→甘くて味が濃い。実がぎっしり詰まった感じ。
ナポレオン→やや薄味で酸味が強い。
紅秀峰→甘くて大振りだが、佐藤錦より薄味。
って感じ。
比べると、やっぱり佐藤錦がサクランボの王様だ。
で、梯子に戻ろうとすると・・・なぜかサクランボが好きでもない彼が陣取っている。
「ちょっと替わってよ、私も食べたい」
「やだー。おまえはあっちの食べてな」
「佐藤錦が一番美味しいもん、私にもちょうだいよ」
すると彼は何を思ったか、いきなり口に含んでいたタネを吹きかけてきた。
「ひどいー!何するの!タネじゃなくて、実をちょうだいよう」
「やだよー。カニさんはすっぱいサクランボを食べな」
「うう、ひどいよ。そうだ、佐藤錦ばかりだと口の中が甘くならない?
ポレオン2つと交換ならどう?」
「あ、それならいいよ。ほれ、佐藤錦だ」
「やったー サルさん、ありがとう!はい、ナポレオン」
彼氏と童心に返って、大好きな果物を腹いっぱい食べ続ける。
子供の頃から夢だったサクランボ狩りは、思いのほか楽しかった。
○孝行息子
さて30分間堪能した後は、農園の前で帰りのタクシー待ち。
店頭では佐藤錦・紅秀峰など箱詰めされて並んでいる。
「実家に送ろうかな」
やおら彼は思い立ち、宅急便でサクランボを実家に送ることに。
送付先に実家の宛名を書き、送り主は迷った末「同上(鹿児島)」。
「佐藤錦にしますか?紅秀峰にしますか?」
「あー 迷うな。うーん。じゃあ、両方で」
お店の人に答えた彼に、私が驚く。
「親に5000円分もサクランボ送ってあげるんだ、優しい!」
「まあ、普段何もしてないから」
「それでも優しいよー。ふふ、親御さん送付状見て不思議に思うだろうね。
鹿児島の俺?なんで山形のサクランボ?なんて」
すると農園の管理者らしいおじさんが、売り子さんに声をかけた。
「おい、おまえ!そこのサクランボも包んでやれ」
「へ?」
どうやら売り子さんの旦那さんらしい。
きょとん、と目を見張る私たちに、おじさんはにやっと笑いかけた。
「もってけ」
帰りのタクシーにて。
「すごーい、きっと君の優しさに感心したんだよ」
しかし彼は浮かぬ顔。
「気持ちは嬉しいけど・・・もう俺、サクランボしばらくみたくないかも」
「えっ 本当?じゃあもらっていい?」
私は思わず満面の笑みを浮かべた。
「まだ食うの?お腹壊すぞ」
「まさか。会社のお土産にするんだよ」
「あ、そうか。うん、いいかもね」
ほっとしたように微笑む彼。
しみじみ「この人、お人よしだなあ」と思った。
○全身猫舌
私の旅の目的はサクランボ狩りと貸切露天風呂。
つぅわけで21:00から、彼と一緒に屋上にある貸切露天風呂に入った。
・・・んが。
「寒い寒い寒い寒い寒い寒い」
「ええ?そんなに寒いかな」
「なんでだおかしいぞこんなに寒いのにああもうシャワーお湯でないし」
「こっちはお湯出るよ。お背中流してあげようか?」
「いやもう無理ほんと寒いから俺温泉にはいりたい」
で、2人で温泉にはいったところ。
「熱い熱い熱い熱い」
「ええっ?ちょうどいいじゃん」
「いや確かにちょうどいいけど長く入れないしじっとしてると熱い」
そう言いながら落ち着きなく湯船を歩き回る彼。
そーいえば、この人家で風呂はいるときもいつもぬるま湯にしてたなー とか、
お味噌汁やグラタンを冷めるまで手がつけられない人だった、
と今更ながらに気づいた。
・・・温度調節できる貸切風呂って、さすがになかなかないよなあ。
○山寺の神様
同僚に勧められて山寺へ行って来た。
山寺とは松尾芭蕉も旅したという天台宗の霊山。
ガイドブックを読んだ感じだと正直さほど印象的ではなかったのだが・・・
この山寺、地蔵が凄い。
いたるところに地蔵。夫婦地蔵や子を背負う地蔵もいる。
また観光地としても栄えていて、名物の力こんにゃくや種種様々なおみくじが、
まるでお祭りの屋台のように道の両脇を固めている。
「なんでこんなに地蔵が多いんだろうね」
「山寺を作るとき、たくさん子供が亡くなったんじゃない?」
「ええっ 12歳以下の子を集めてお寺を作ったとか?
『勘弁して下さい、うちの子はまだ十(とお)になったばかりなんです。
あんな高いお山の上に、寺を作るなんて無理です』
『うるさい、12歳以下の子供だけで作れとのお達しじゃ
なあに安心せい、万が一のことがあっても地蔵を立ててやるわ』
『ああ、ご無体な!一郎!一郎!』
『かあちゃーん!』
なんて悲劇が繰り広げられたのかねえ」
「何言ってるの?」
彼の一言に妄想逞しくする私を、冷静に一刀両断する彼。
「なっ・・・君が変なこと言うから!もう、ちゃんとついてきてよ!」
さてそんな無駄口を叩きながらも1050段の階段を上りきり、
見晴台から景色を眺め、奥寺ではおみくじを1つ。
見事「大吉」。
おみくじには、
「遅れるけど必ず幸せになるから、まだかまだかと気を病むな」
と、まるで現在の私の状況を見透かしたような御言葉が記されていた。
○松島の鯉
本来「松島海岸通り」で下りるところを、間違えて「松島」で下りてしまった為に、
余計に2キロほど歩くことになった。まぎらわしいぞ松島。
それはともかく、松島ではこれまた同僚の勧めで瑞巌寺に行って来た。
前述のように降りる駅を間違えた為、裏口のような脇から境内に入る羽目になったのだが・・・
裏口の横に蓮の花がたくさん浮かぶ小さな池があった。
なにせ裏口なので、人はほとんどいない。
近づくと、池の中に住むたくさんの鯉たちが一斉に集まってきた。
試しにエサを撒くフリをしてみると、皆一斉に口を開閉した。
「お腹すいてるのかね」
「近づく人をえさと認識してるのかもね」
「こんな場所にあっても、だれかエサをあげてるのかなあ」
と、池の前では割と普通だったのだが。
何故か彼はその鯉の様子をいたく気に入ったらしく、
後々しきりに口をパクパクとさせ真似をしていた。
「なんで鯉の真似をしてるの?」
と呆れて尋ねると、
「おっ よくわかったね。鯉のまねー」
と嬉しそう。
いや・・・。
君が鯉の真似をしてるのは分かるけど、
君がなんでそんなことをしてるのかは、さっぱりわかんないよ。
そんな私の心に気づかず、ニコニコとパクパクし続ける彼。
つくづく、不思議な人だ・・・。
東北旅行にまつわる、なんてことのない小さな思い出をちょっとメモ。
○旅の当日朝:めんたまパンチ
旅行当日朝の7:00に、彼の携帯バイブが鳴り響く。
速攻で起きる私、眠り続ける彼。
何だこんな朝早く。9時に起きれば間に合うのに・・・緊急事態?
声をかけると彼はめんどくさそうに手を伸ばし、携帯のスイッチをOFFにした。
5分後
再び鳴り出す携帯。
「何?何で鳴ってんの?アラーム?きってよー」
「んー」
5分後
再び鳴り出す携帯。
「何でまた鳴ってるの?うるさいよ、とめてよ」
「んー」
「本当に切った?もう鳴らない?
気になって眠れないんだけど」
「だいじょーぶだから、ねろよー」
5分後
再び鳴り出す携帯。
ぷちっ
「いーかげんにしろっ」
ほっぺをぺしっ・・・と叩いたつもりだった。
ぐにゅ。(ありえない粘膜っぽい手触り)
「いでええええ!」
人差し指、彼の目玉に直撃。
「なにすんだー」
「うるさい!もうあんたは信用しない。携帯貸しなさい」
電源をOFF。ようやく一安心。
涙目で恨めしげに睨む彼に満面の笑顔で手を振って、夢の世界へ。
※後で彼が訴えたことによると、目覚ましは平日7:00にセット。
また私が有休ではなく午後休で朝起きなきゃならないと勘違いしたらしい。
○出発前の美容院
11:00開店の美容院を10:30に予約したにも関わらず、
いちゃこいてたせいで10分遅刻した私ら(最低)
終わった後、美容師のOさんに謝ると、
「大丈夫、許容範囲ですよ」
と笑顔。
本当にごめんなさい、Oさん・・・。
○そびえ立つスカイタワー
今回は写真嫌いの彼と、たくさんツーショットを撮ろうと心に決めていた。
というわけで見晴らしのいい最上階(7階)の部屋に通されてから、
機を見計らって案内してくれた旅館の人に写真をお願いする。
「はい。じゃあ窓を背に撮りましょうか」
障子を開けると、寂れてはいるが温泉地らしい景色が。
「あ・・・変なの建ってますけど気にしないでくださいね」
「変なの?」
思わず2人で窓を振り返り、広がる景色を見直すと、
遠くの駅前区域になんかモニュメントみたいにバカ高いビルが。
「うわ、何ですかあれは」
「いやー あれ、普通のマンションなんですよ」
「マンション?」
「はい。リゾートホテルでも、リゾートマンションでもなく、普通のマンションです」
「一体何階建なんですか?」
「41階ですかねえ」
「41階!」
41階といえばうちの会社のビルより4階高い程度だが、
ここは東京ではなく山形の片田舎。
1時間に1本JRの走る駅前には、低めの2階建てしかありゃしない。
聳え立つ姿は、さながら荒野に建てられた墓標のようである。
「建てたけど誰も入らなくて、どんどん値下げしてるらしいですよ。
でもまだ、空室が多いんです」
「はー そりゃそうですよね。ああいう建物に入りたい人はこの町を選ばないと思います」
念願のツーショットを取ってもらった後、
2人でスカイタワーを撮影したのは言うまでもない。
○こんにゃく好き山形県民
サクランボ狩りの農園の入り口には、枝いっぱいに実をつけた木が。
サクランボの重みで枝がしなる木の脇には立て札が建てられていた。
「丹野こんにゃく社長様の木」
?????誰?
帰りのタクシーで、彼が丹野こんにゃく店の冊子を発見。
「有名なお店なんですか?」
話を振ってみるとどうやら相当人気のお店で、予約をしても3時間は待たされるとか。
そして夕食時、机に並ぶ米沢牛とこんにゃく料理。
「こんにゃくって名産なんですか?」
仲居さんに尋ねると彼女は笑顔で、
「いいえ。山形ではコンニャクイモは取れないんです。
でもみんなこんにゃくが大好きで、消費量は日本一なんですよ」
なんでやねん。
「ホホホ、不思議ですよね。
この裏の上山城の下にも、丹野こんにゃくのお店があるんですよ」
電車の出発時刻まで時間があったので、重い荷物を(彼が)背負って、
こんにゃく店に行ってみることに。
土産品と並んで特設コーナーが設けられており、大量のこんにゃくが!
すると何を血迷ったのか、彼は500グラムを優に超えるこんにゃくセットを購入。
これから重い荷物を今日一日運ぶのは彼なのに。
第一、どうやって食べるつもりだろう。鹿児島で自炊する気だろうか。
アホだ・・・。
とりあえず私はパピコを買い、彼と半分こしながら暑い道を引き返した。
○旅の当日朝:めんたまパンチ
旅行当日朝の7:00に、彼の携帯バイブが鳴り響く。
速攻で起きる私、眠り続ける彼。
何だこんな朝早く。9時に起きれば間に合うのに・・・緊急事態?
声をかけると彼はめんどくさそうに手を伸ばし、携帯のスイッチをOFFにした。
5分後
再び鳴り出す携帯。
「何?何で鳴ってんの?アラーム?きってよー」
「んー」
5分後
再び鳴り出す携帯。
「何でまた鳴ってるの?うるさいよ、とめてよ」
「んー」
「本当に切った?もう鳴らない?
気になって眠れないんだけど」
「だいじょーぶだから、ねろよー」
5分後
再び鳴り出す携帯。
ぷちっ
「いーかげんにしろっ」
ほっぺをぺしっ・・・と叩いたつもりだった。
ぐにゅ。(ありえない粘膜っぽい手触り)
「いでええええ!」
人差し指、彼の目玉に直撃。
「なにすんだー」
「うるさい!もうあんたは信用しない。携帯貸しなさい」
電源をOFF。ようやく一安心。
涙目で恨めしげに睨む彼に満面の笑顔で手を振って、夢の世界へ。
※後で彼が訴えたことによると、目覚ましは平日7:00にセット。
また私が有休ではなく午後休で朝起きなきゃならないと勘違いしたらしい。
○出発前の美容院
11:00開店の美容院を10:30に予約したにも関わらず、
いちゃこいてたせいで10分遅刻した私ら(最低)
終わった後、美容師のOさんに謝ると、
「大丈夫、許容範囲ですよ」
と笑顔。
本当にごめんなさい、Oさん・・・。
○そびえ立つスカイタワー
今回は写真嫌いの彼と、たくさんツーショットを撮ろうと心に決めていた。
というわけで見晴らしのいい最上階(7階)の部屋に通されてから、
機を見計らって案内してくれた旅館の人に写真をお願いする。
「はい。じゃあ窓を背に撮りましょうか」
障子を開けると、寂れてはいるが温泉地らしい景色が。
「あ・・・変なの建ってますけど気にしないでくださいね」
「変なの?」
思わず2人で窓を振り返り、広がる景色を見直すと、
遠くの駅前区域になんかモニュメントみたいにバカ高いビルが。
「うわ、何ですかあれは」
「いやー あれ、普通のマンションなんですよ」
「マンション?」
「はい。リゾートホテルでも、リゾートマンションでもなく、普通のマンションです」
「一体何階建なんですか?」
「41階ですかねえ」
「41階!」
41階といえばうちの会社のビルより4階高い程度だが、
ここは東京ではなく山形の片田舎。
1時間に1本JRの走る駅前には、低めの2階建てしかありゃしない。
聳え立つ姿は、さながら荒野に建てられた墓標のようである。
「建てたけど誰も入らなくて、どんどん値下げしてるらしいですよ。
でもまだ、空室が多いんです」
「はー そりゃそうですよね。ああいう建物に入りたい人はこの町を選ばないと思います」
念願のツーショットを取ってもらった後、
2人でスカイタワーを撮影したのは言うまでもない。
○こんにゃく好き山形県民
サクランボ狩りの農園の入り口には、枝いっぱいに実をつけた木が。
サクランボの重みで枝がしなる木の脇には立て札が建てられていた。
「丹野こんにゃく社長様の木」
?????誰?
帰りのタクシーで、彼が丹野こんにゃく店の冊子を発見。
「有名なお店なんですか?」
話を振ってみるとどうやら相当人気のお店で、予約をしても3時間は待たされるとか。
そして夕食時、机に並ぶ米沢牛とこんにゃく料理。
「こんにゃくって名産なんですか?」
仲居さんに尋ねると彼女は笑顔で、
「いいえ。山形ではコンニャクイモは取れないんです。
でもみんなこんにゃくが大好きで、消費量は日本一なんですよ」
なんでやねん。
「ホホホ、不思議ですよね。
この裏の上山城の下にも、丹野こんにゃくのお店があるんですよ」
電車の出発時刻まで時間があったので、重い荷物を(彼が)背負って、
こんにゃく店に行ってみることに。
土産品と並んで特設コーナーが設けられており、大量のこんにゃくが!
すると何を血迷ったのか、彼は500グラムを優に超えるこんにゃくセットを購入。
これから重い荷物を今日一日運ぶのは彼なのに。
第一、どうやって食べるつもりだろう。鹿児島で自炊する気だろうか。
アホだ・・・。
とりあえず私はパピコを買い、彼と半分こしながら暑い道を引き返した。
つぅわけで彼と念願の東北1泊2日の旅に行ってきた。
山形の温泉町でさくらんぼ狩り&一泊して、
山寺と松島を観光、仙台で買い物して帰るコース。
某JR系列の旅行会社企画のフリープランで、
途中下車が自由の往復切符と宿泊&さくらんぼ狩り込みで25,000円。
どの町へも片道1万はかかることを考えると、めちゃくちゃ安い。
今回の旅のテーマは・・・
子供の頃から夢だったさくらんぼ狩りと、生まれて初めて訪れる東北地方を満喫!
ハーフパンツにスニーカーで、期待に胸を膨らませて出かけた。
****
☆天気
はじめの予報では2日とも雨だったのだが・・・
1日目は曇り、2日目は晴れ!傘いらなかった。
自分の晴れ女っプリが怖い!ありがとう神様!ってかんじ。
☆山形の温泉宿「有馬館」
3つの中から「貸切風呂」と「部屋食」がある旅館をセレクト。
HPの印象そのまんまで設備はとことん古かったが、
スタッフの接客が概してとても暖かかった。
朝夕部屋食で、とても品よく親しみやすい仲居さんがご提供。
夜の米沢牛すき焼きや朝ごはんのおかずはとても美味しかったし、
仲居さんが食事前にゲームする彼を、
「そういうのは旅先じゃなくて家でやりなさいよ。ねぇ?」
と笑顔で諌めてくれてありがたかった。
期待していた無料の貸切・展望風呂もナイス。
体温調節が苦手なのか、彼は露天では寒いと震え、
風呂は熱いとちょい可哀想だったけど、30分間まったりできた。
さほど期待してなかったが、入りたい放題の岩盤浴も意外とよかった。
☆さくらんぼ狩り
誕生日を半年ずらし、母親からプレゼントとして1kg1万円の佐藤錦をせしめて10年以上!
「気持ち悪くなるまで取れたてサクランボを食べたい」
という夢がついに叶った。
宿からスタッフの人の送迎で農園へ。
時期的に遅いから心配だったのだが、佐藤錦・紅秀峰・ナポレオンと、
三種類のサクランボが2人では食べきれないほど植わっていた。
・・・そう。
サクランボ狩りは送迎から食べ放題最中まで、ずーっと2人っきりだった。
おかげで梯子に登って猿蟹合戦のまねしてふさげ合ったり、
いちゃついたり撮影したりとやりたい放題。
大好きなサクランボと彼に囲まれて、
こ こ は 天 国 で す か?
って感じだった。
☆山寺
同僚に勧められて行ってきたのだが想像していたよりよかった。
約1000段の階段が頂上まで続く山は、地蔵だらけでいかにも霊山って感じ。
汗だくになったけど、神秘的な景色は見ていて飽きなかった。
あと麓で売られていた色んな種類のおみくじが印象的だった。
血液型別おみくじとか、お守り付おみくじとか・・・。
2回チャレンジして、1回目は彼が欲しがったお守りを、2回目は大吉を見事ゲット。
特に大吉は「望みは遅くなっても必ず叶うので、焦るな」と繰り返し書かれていて、
まんま私の現状を述べているようだったので、勇気が出た。
☆松島
間違えて松島海岸駅ではなく松島駅で降りてしまったので、
えらい歩くことになった・・・。
オススメは五大堂。
あぜ道にびっしり人為的なコケをはやしており、カーペットみたいだった。
まっすぐに伸びる赤い橋や多目的広場の緑も綺麗。
****
と初の東北を満喫したわけだが、個人的に彼の優しさも印象的だった。
だって彼、サクランボも温泉も好きじゃないし、寺に興味ないのに。
仕事後6時間かけて新幹線ではせ参じ、
10キロはあるパソコンと旅の荷物全部を持って旅行に付き合ってくれた。
人によって優しさのバロメーターはそれぞれだと思うが、私は、
「自分を犠牲にして、相手を喜ばせることを良しとする」
ことが優しさだと感じる。
色々あるけど、とにかく焦らず自分や周りの人が一番幸せになるタイミングで、
一歩一歩進んでいければ良いなあ、とあらためて思うような旅だった。
山形の温泉町でさくらんぼ狩り&一泊して、
山寺と松島を観光、仙台で買い物して帰るコース。
某JR系列の旅行会社企画のフリープランで、
途中下車が自由の往復切符と宿泊&さくらんぼ狩り込みで25,000円。
どの町へも片道1万はかかることを考えると、めちゃくちゃ安い。
今回の旅のテーマは・・・
子供の頃から夢だったさくらんぼ狩りと、生まれて初めて訪れる東北地方を満喫!
ハーフパンツにスニーカーで、期待に胸を膨らませて出かけた。
****
☆天気
はじめの予報では2日とも雨だったのだが・・・
1日目は曇り、2日目は晴れ!傘いらなかった。
自分の晴れ女っプリが怖い!ありがとう神様!ってかんじ。
☆山形の温泉宿「有馬館」
3つの中から「貸切風呂」と「部屋食」がある旅館をセレクト。
HPの印象そのまんまで設備はとことん古かったが、
スタッフの接客が概してとても暖かかった。
朝夕部屋食で、とても品よく親しみやすい仲居さんがご提供。
夜の米沢牛すき焼きや朝ごはんのおかずはとても美味しかったし、
仲居さんが食事前にゲームする彼を、
「そういうのは旅先じゃなくて家でやりなさいよ。ねぇ?」
と笑顔で諌めてくれてありがたかった。
期待していた無料の貸切・展望風呂もナイス。
体温調節が苦手なのか、彼は露天では寒いと震え、
風呂は熱いとちょい可哀想だったけど、30分間まったりできた。
さほど期待してなかったが、入りたい放題の岩盤浴も意外とよかった。
☆さくらんぼ狩り
誕生日を半年ずらし、母親からプレゼントとして1kg1万円の佐藤錦をせしめて10年以上!
「気持ち悪くなるまで取れたてサクランボを食べたい」
という夢がついに叶った。
宿からスタッフの人の送迎で農園へ。
時期的に遅いから心配だったのだが、佐藤錦・紅秀峰・ナポレオンと、
三種類のサクランボが2人では食べきれないほど植わっていた。
・・・そう。
サクランボ狩りは送迎から食べ放題最中まで、ずーっと2人っきりだった。
おかげで梯子に登って猿蟹合戦のまねしてふさげ合ったり、
いちゃついたり撮影したりとやりたい放題。
大好きなサクランボと彼に囲まれて、
こ こ は 天 国 で す か?
って感じだった。
☆山寺
同僚に勧められて行ってきたのだが想像していたよりよかった。
約1000段の階段が頂上まで続く山は、地蔵だらけでいかにも霊山って感じ。
汗だくになったけど、神秘的な景色は見ていて飽きなかった。
あと麓で売られていた色んな種類のおみくじが印象的だった。
血液型別おみくじとか、お守り付おみくじとか・・・。
2回チャレンジして、1回目は彼が欲しがったお守りを、2回目は大吉を見事ゲット。
特に大吉は「望みは遅くなっても必ず叶うので、焦るな」と繰り返し書かれていて、
まんま私の現状を述べているようだったので、勇気が出た。
☆松島
間違えて松島海岸駅ではなく松島駅で降りてしまったので、
えらい歩くことになった・・・。
オススメは五大堂。
あぜ道にびっしり人為的なコケをはやしており、カーペットみたいだった。
まっすぐに伸びる赤い橋や多目的広場の緑も綺麗。
****
と初の東北を満喫したわけだが、個人的に彼の優しさも印象的だった。
だって彼、サクランボも温泉も好きじゃないし、寺に興味ないのに。
仕事後6時間かけて新幹線ではせ参じ、
10キロはあるパソコンと旅の荷物全部を持って旅行に付き合ってくれた。
人によって優しさのバロメーターはそれぞれだと思うが、私は、
「自分を犠牲にして、相手を喜ばせることを良しとする」
ことが優しさだと感じる。
色々あるけど、とにかく焦らず自分や周りの人が一番幸せになるタイミングで、
一歩一歩進んでいければ良いなあ、とあらためて思うような旅だった。

