2006・07
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2006/07/11 (Tue) ドラマ『サプリ』。
ドラマ『サプリ』を見た。…途中まで。

前評判を友人から散々聞いていたので覚悟はしていたが、
思った以上に漫画からかけ離れた内容でびっくりした。

ていうかドラマとしての良し悪しは置いといて、
タイトル変えるべきだろうこれは。

タイトルと登場人物・舞台設定だけ借りた、完全別物の物語だった。

****

何がびっくりって、原作のよさが完全に失われていることだ。

原作は、かつて作者が元・某博報堂の社員だけあって、
相当リアルに本社総合職・女子の生態を描く。

セリフ1つとっても、
「努力が評価されるのは義務教育まで!」
 とか、
「『忙しい』は、理由ではなく言い訳です」
 とか、
「そもそも自分のやりたいことが、
 社会の中に職業としてあるわけないと思いますが」
 とか、んもう、全く持って、
「そうそうそうそうそう!!」
 と頷きたくなるものが多い。

でも、このドラマは違う。

総合職の視点で描いた原作とはまるで対照的。
半分おめーの妄想だろう、というくらい遥か彼方から総合職女子を眺めている。
早い話、突っ込みどころ・満載。


総合職女子は、バイトを顎で使いませんから!

ただでさえ、一般職やバイトから後ろ指を差されやすいのが総合職。
一般職やバイトを、上手く活用できてこそ一人前と目される総合職。

人付き合いには人一倍気を遣うし、使える人間も使えない人間も、
それなりに活用するのが自分に課せられた仕事の一部だ。
相手の力を100%引き出すところまでは、自分の仕事だ。

それを初日から、目上の人に「あのバイト使えない」「私を馬鹿にする」なんて愚痴るなんて、ありえない。
バイトにさえ馬鹿にされ、仕事をさせることも出来ないなんて、
己の無能さをさらけ出すようなものだ。

そりゃアンタの感想だろう、会社に責任のあるアンタがすべきなのは教育と評価だよ、って誰か突っ込んでやれ。


総合職女子は、仕事を誇らしげな言い訳にはしませんから!

仕事も努力も、皆してること。
自分よりずっと多くの仕事を抱えてる人もいるし、努力家もいる。

いくら社外であっても会社で目上の人に対して、
「仕事がありますので」
 とツンと席をはずすなんて、ありえない。

忙しい会社だからこそ、仕事時間はきちんとコントロールすべきだし、
仕事のせいで人付き合いに支障を来たすなんて恥かしいことだ。

単なるバイトに、フリーが業界の忙しさを誇らしげに語るのも嘘臭い。
自分の仕事にプライドがあれば、あんな自己顕示欲は出さないはずだ。


そして一番の違和感は、そのモチベーション。
「自分が頼りにされていると言うのが嬉しくて、働く」

・・・そんな総合職っているのか?
試しにお昼時、元総合職のパートさんに話してみたら、
「いませんよ、そんな総合職」
 と即答。

「自分が頼られてるんじゃなくて、仕事だからやるんでしょう。
 好きとか嫌とか感想は関係ないですよ」
 その的確さに、思わず爆笑。

つまり、総じてドラマのミナミは感覚が一般職のOLなのだ。

自分の責任の範疇にあるはずのバイトの愚痴は言うし、
仕事量の多さに変なプライドを持ってるし、
やるのが当たり前の仕事に、妙な幻想を抱いている。

いくら仕事ができても、それじゃ「仕事の出来る一般職OL」だってば。

確かに、会社の中で総合職はバイトや一般職よりも重宝される。
でもほとんどの人は会社での価値と人間としての価値が無関係であると知っているし、だからこそ周りに気を遣って楽しく働こうとする。

確かに、仕事をしていて頼られたり、楽しいと感じることもある。
でもそれは単なるラッキーに過ぎず、大半の仕事はできて当たり前、やって当たり前の義務だ。給料もらってるんだから。

総合職は一般職やバイトに比べて会社との距離が近い。
だから仕事への関り方が主体的になり、基本愚痴は言わ(え)ないし、
それが日常だから、もっと自然な気持ちで仕事に向かう。妙な色気は抱かない。

原作は、そんな総合職女子を、リアリティ溢れるタッチで描いた・・・のに(- -;)

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いやー リアルに総合職女性を描いて、多くの女性の心を鷲掴みにした原作の魅力・跡形なし!

ドラマの感想は一言、「おいおい、そりゃ違うだろう」である。

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