2008・08
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2008/08/30 (Sat) 結婚と質量の変化。
スクール仲間達とバーベキューをした。

天気予報は一日中雨…だったのだが、
バーベキューをして程なく現れた彼らと共に、
雨雲は晴れ渡ってしまった。

今回のバーベキューでは、結婚を控えた人が2組。

1人は空さん。
人当たりのよいオープンな性格のスポーツマンにして、
世界を駆け巡る自由人である。(勤め人だけど)

人付き合いが忙しい彼のこと、毎回イベントに参加するわけでもなかったのだが、
どういう風の吹き回しか(?)初参加のバーベキューに、
学生時代からの付き合いである彼女にして若奥様を連れてきてくれた。

カラッと晴れた空のような男に、可愛らしく人当たりの良い奥様。
幸せそうな彼らの登場と共に、雨雲は見事霧散した。


もう1人は弟君。
一見マジメで優しいお兄さん風の風貌・物腰とは裏腹に、
考え方が男尊女卑っつーか女性をバカにしてるというかでアレなのだが、
数年続いた三叉恋愛にようやく終止符を打ってくれたようで嬉しい。

数ヵ月後に式を控えた奥様は、本日ウエディングドレスを選びに出かけてるとのこと。
一緒に行かなくていいんかい!と突っ込んだが、
彼にとっては奥様よりもBBQの方が価値が高いんだとか。

「どうやって終止符を打ったの?」
 と好奇心混じりに聞いてみたら、照れ笑いを浮かべて、
「正直に、『結婚することになった』って伝えた。
 相手、固まってはいたけど修羅場にはならなかったよ」

30代半ばで数年付き合った独身彼氏の痛恨の裏切りに、
もはや修羅場る気力さえ沸かなかっただけと思うが。
相変わらずのド外道っぷりである。


その後も弟君は、
「いいな 空の彼女は若くて華やかで。
 俺なんて3人とも30代だったから、選んだ彼女も華やかさがないんだよな。
 やっぱ結婚するなら、若い娘だよなあ」
 と関係者でなくても刺し殺してやりたいほど、顰蹙モノ発言をしていたが。

「じゃあ、桂さんはどうなの?」
 と聞かれると、苦笑を返すしかなかった。

****

仲間のうち1人が、一年弱の転勤生活に来月終止符を打つことになり、
「おめでとうございます」
 といわれるたびに苦笑していたが、ちょっと気持ちがわかる。
客観的に見ればいいことなのだけど、気持ちの整理がつかないというか。

別にプロポーズされたわけでもないけど、予感はある。
そして夢想するのと、結婚を目の前にした人たちを前に思うのは違う。

空さんは結婚式を地元と東京で行い、結納もきっちりするという。
弟君は数ヶ月先の結婚式のため、着々と準備中。
お色直しの和装の値段には、驚きを隠せないでいた。

話を聞くたびに思うが、本当に結婚って大変そう。

それでも皆がこぞってやっておいたほうがいい、と言うのは、
その後のゴタゴタのプレリュードっていうか、
結婚生活自体、そういう面倒ごとの繰り返しなんだろう。

好きな会社で9時5時に働き、一人暮らしする私の生活は、
昔の人が描いた天国での生活に近いと思う。

好きな場所に住み、そこそこ遣り甲斐のある楽ちんな仕事をして、
好きなだけ食べ、眠り、友達や仲間と楽しくやっていく日々。
片付けとか料理とか、必要最低限しかしない。
テレビは見ない。虚礼は廃する。これと言ったストレスもない。

これが結婚したら大変である。

最終的に住む場所は彼の仕事に左右されそうだし、
そういう場所で面白い仕事には簡単に就けないだろうし、
友達や仲間とも今ほど頻繁に会うことができなくなるだろうし、
家事や世間一般の出来事とも、今ほど無縁ではいられないだろう。

それでも私は、もしプロポーズされたら受け入れるだろうと思う。
上手くいくか分からないけど、結婚後の自分を見てみたい。

予定調和で満たされた日々は、ある意味でとても孤独だ。

人や出来事に大きく揺さぶられることもなく、
ぬるま湯の中でたゆたうような毎日。
生きているという実感が希薄になるほど、快適な生活。

仕事を変えることで、私はそんな生活に終止符を打とうと思っていた。
将来に渡って積み重ねの効き、世界へ飛び立つ展望も叶う仕事に就けば、
今より生きてる実感がもてるのではないかと。

でもひょっとして、一人でいる限りこの浮遊感は変わらないのではないか。

夫という他人が私の人生にズカズカと踏み入り、
家族というストレスを毎日感じるようになってこそ、
見える世界や感じられる感情があるのかもしれない。

好奇心は猫を殺す――とはいうが。

****

バーベキューの後は、皆で温泉をコンセプトにした施設まで散歩した。

浴衣を着て温泉に入り、屋台で好きなものを買って座敷で話す。

温泉に浸かりながら、
「恋愛に熱中してると言うより、将来に迷ってる感じですけどね。
 結婚するかしないかで道は変わるし、
 それによってやりたいこと、やるべきことも変わるから」
 とため息をつくと、近々引越しと起業をもくろむ姐さんは微笑んだ。

「ああ、それで桂さん、ゆったり落ち着いた感じがするのね。
 二年前の出会った頃は本当に前しか見ていないと言うか…
 迷うということを、自分に許していない感じがした」

そういえば彼も、
「出会った頃の鷹子は生き急いでる感じがした」
 と言っていたな…と思い出し、私は口元を湯船に沈めた。

思い出すのは社会的な成功を前に脳溢血に倒れ、全てを失った父親。
彼は無駄を徹底的に嫌い、人の心の機微を解さない人だった。

人生の決算は死ぬ時まで分からない。
だから私は1人で生き、やりたいことを全部やり遂げたら、
自分で人生の幕を閉じるつもりだった。

…でも結婚したら、そういうわけにもいかなくなるなあ。

初めから勝ち逃げ目指して賢しく先回りするのではなく、
自然や時の流れに身をゆだね、在るがままを受け入れる。

焦らないといえば、嘘になるけど。

もうしばらく、この緩やかな時の流れに身をゆだねたら、
やがて目の前に進むべき道が現れるのだろうか。

2008/08/24 (Sun) プレゼンツ。
先週末4日間、彼の実家には非常にお世話になったので、
礼状以外に御礼の品を送ることにした。

御礼の品ってのは金をかければいいもんじゃない。
金をかけるのは自己満足。相手に気を遣わせるだけである。

相手からいただいたもの・ことより若干安いが、、
相手のことを本当に考えて選んだと分かるものを、
タイミング逃さず贈るのが御礼のコツ。

家族が集まるだろうこの土日に届くように、一週間で用意しなければ!

というわけで、疲れも抜けきれぬ先週はヘロヘロしながら一週間かけて、
会社帰りにデパートを梯子してご家族への御礼を買い集めてみた。


まず一番お世話になったお母様には・・・
UVカットの手袋と、ロクシタンのハンドクリーム!

初めは手袋だけの予定だったのだが、気付けば初秋並みの気温。
シーズンはずしたぁ・・・ってことで急遽ローズの香りのハンドクリームも用意。

UVカット手袋は汚れが目立たなくて通気性のあるレースのベージュ。
贈ったのは日焼けを気にされていたため。ぎりぎりセール品でゲット。


次にお父様には・・・彼の意見を聞いて、
八海山の純米吟醸!

本当は大吟醸か純米大吟醸が良かったんだけど・・・
某デパートの本店でも手に入らず。
酒屋にコネでもないと手にはいらんものらしい。ちぇ。


そしてお姉さまには・・・前に友達の出産祝いにもした、
赤ん坊用・食事時の長袖エプロン!

男の子は動くから、という理由で外れにくくて袖口もガードできる、
長袖割烹着タイプがオススメらしい。
友人Nが某ベビー用品ショップでマーケティングした結果である。


さて、これらの品と一緒に礼状一筆。
拝啓〜かしこ に至るまで、感謝の気持ちが伝わるように、
三日間かけて校正し、季節に合った縦書き便箋にペンで丁寧に清書。

そして…仕上げはプレゼント・カード。
どんな風に使って欲しいか、どんな想いを込めて送ったかを、
短い文章で押し付けがましくない程度にアピール!

特に八海山はポピュラーな酒だけに、
「私が日本酒に目覚めるきっかけになったお酒です」
 と初々しさをアピールしつつ、プレミアをつけてみる。

UVカット=いつまでも美しくいらしてくださいね!
クリーム=水仕事やお休みになる前のマッサージに・・・
エプロン=早く美味しい手料理をもりもり食べられるようになるといいですね!

と祈願を込めたキャッチコピーをつけ――できた・・・!

無事金曜の夜日曜着便で発送できた時は、
ちょっと自分をほめたてあげたいと思った。

****

友達にその話をすると「恋人っつーより、もはや嫁だな」と笑われたのだが。

本日お母様より電話が入り、
「予想していなかったから、本当に嬉しい。
 姉も今日たまたま家に来たので、喜んで受け取っていた」
 と聞いて思わずガッツポーズをとってしまった。

その後1時間、世間話。

子供――つまりは彼や彼のご兄弟の話をしたのだが、
意外に人間性や経験をほめるエピソードが多くて、好感が持てた。

いや子供のことを自分の所有物のように貶めたり、
結果のみをアクセサリーのように褒める親って嫌いなんですよ。
おまえ子供をちゃんと見ろよ!!って思ってしまうというか・・・。

大学時代の友人関係や、世話人していた頃の苦労話、
普段のコミュニケーションやご兄弟の働き方。
子供が本当に好きで、よく見てるんだなーって感じ。

彼の話を聞いていて、理系男性にしては本当に人に恵まれてるというか、
懐が深く付き合いが幅広いなーと感じることがあるのだが、
そのベースには家庭で築いた信頼関係があるのかも・・・と思った。

****

昨日の I との会話でも思ったけど、本気の恋愛は人間勝負。

恋愛関係の小手先のテクニックではなく、
それまでの経験や礼節、いわゆる人間力が如実に生かせるし、
我知らず顕れるものだと痛感した。

2008/08/23 (Sat) スカイ・クロラ
スカイ・クロラ (中公文庫)スカイ・クロラ (中公文庫)
(2004/10)
森 博嗣

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高校時代の悪友Iから、
「旨い酒が手に入ったので一緒に呑まね?」
 とメールが来たので、ついでにアニメ映画・スカイ・クロラに誘ってみた。

元々は彼が見たがってたのだが、2度ほど時間や場所の関係で見逃したため、
「ここで(大して見たくもない)私が先に見て、
 笑顔で感想を伝えたらどういう反応するかな?うぷぷ」
 と思った次第。

しかし待ち合わせたIいわく、
「私は小説を読んでて興味はあったのだが、
 先に見た友達が「どう鑑賞していいのか分からない」と言っていて、
 私自身も何故あの小説を映画化しようと思ったのか監督の心理を知りたいくらいなので、
 人を誘うのを躊躇っていた。
 いやー よかったよ、君の方から誘ってくれて」
 とのこと。

・・・なんか凄く嫌な前評判なので、
予め彼女にざっとストーリーや設定を聞いてから映画館に向かった。

****

結論から言うと、私の心配は杞憂に終わった。

いやー 面白い。機会があれば上演期間中に、もう一度見てもいい。

確かに分かりやすいストーリー映画を求める人は途方にくれるかもしれないが、
何よりテーマがシッカリしているので、絵の細かなディティールや抑えた書き方に好感がもてる。

良作のアニメにいえることだが、すっごく日本文化が現れている。

他人が作ったヴァーチャル・リアリティを生きるうちに、薄れゆく現実感。
リセットボタンを押せば、経験を失って再生するキャラクター達。
同じ事を繰り返すのは、企業の商品である、大人にならない少年少女。
ジェットコースターのような戦闘。絶妙な戦力バランスと、倒せない設定の敵。

そこは、まるでテレビゲームの世界。
本当はもう子供じゃなくて、世界の虚構にも気付いてるけど、誰もそれを指摘しない。

ただ子を産む性である女性は本能から完全に逃れられず、
自然からあまりに離れたフィクションに本能(感情)が悲鳴を上げる。

子を産み、フィクションから一歩だけ外に出る女性。
彼女を羨み、殺したいほど憎む女性。

繰り返しの日常に特に疑問を抱かず淡々とこなす男性は、
彼女らに共鳴するようにしてフィクションに挑む。
女性と一緒にいる時と、戦ってる時だけ、生きてる感じがする。

まんま情報系ホワイトカラーの日常ディフォルメ。
いつもPCと向き合い、出されたものを食べ日々を繰り返すような。

攻殻機動隊の主人公・草薙素子とヒロインが一文字しか違わず、
イノセンスでモチーフになったオルゴールが度々現れた。

映像はとにかく美しいの一言。
光と影のコントラストや外国風景の特徴をうまく掴み、
ディティールに拘った背景は最新ゲームみたいだ。

*****

さて、映画の後はIの家へ。

気付けばIとは中3以来十年以上の付き合いだが、
サシで部屋のみするのは初めてかも。
(当初は共通の友人Yを誘ったのだが、彼女の都合が悪かった)

妙齢の女性がサシで呑めば話す内容は・・・やっぱり恋話!

彼女は現在システム系企業の同僚と本命付き合いしながら、
遊び兼気晴らしで某企業の御曹司と浮気中。
もらった酒も浮気相手からいただいた、秘蔵の一品。

色々話したが、本命と浮気相手の差が面白かった。

例えば浮気相手とは基本会ってて楽しくないと意味がない。
親への紹介とか嫉妬とか、面倒なことはノーセンキュー。
本命には色々テクニックを試してみたいと思うが、
浮気相手にはそこまでする気がしない。

本命はこっちが気遣っても気がつかないか感謝するだけだから、
たまに腹立つこともあるけど基本楽チン、
浮気相手は気遣うと相手もお返しして無限ループに陥るから、
たまに会うには楽しいけど正直疲れる、というコメントには笑ってしまった。

本当に些細なことに出る、遊びと本気と違い。
本気っていうのは、それがイベントではなく日常になるという前提がある、
ということなのかもしれない。


片や私は先週二度目の実家訪問した時のことを話した。

私の彼の母親は専業主婦で子供命のいいお母さんなのだが、
彼 を 甘 や か し す ぎ る!

私の親切に対してたまに呆れるほど不遜な時があるけど、
母親に会って納得いったよ、あんだけ甘やかされたらね〜!

と話すと、Iに「分かる〜!」と共感された。ちょうど兄貴がそんな感じらしい。
指摘されて気付いたが、私の父親もそんな感じだ。
母親に甘えきってて人格を認めない。親切にしてくるのが当然な存在。

私はそーいう甘え方がすんごくムカツク。
なんというか・・・宙吊りにしてボコボコにしてやりたくなる。
人前でひっぱたいたり、すれ違いざまに金的したり、襟元を掴んで揺さぶったり。

思考回路が分かるからこそ嫌悪感が激しいというか・・・端的に言って気持ち悪い。

甘えるというのは、辛い時にどちらかが気遣いつつ片方もたれるような、
自立した人間同士の行動だと思うから。
べったり依存しようとする性根は、遠慮なく叩きなおすべし!

****

I は中学の時から影で色々やってるフシはあるけど、
本命づきあいは意外と日が浅いような印象を受けた。

付き合い初めに仕事と日常と恋愛のバランスがつかず体調崩すとか、
今まで一度もご両親への挨拶をしたことがないとか。

本命づきあいはウエイトが大きい分、失ったときの衝撃もでかいし、
人生で2〜3人が限度だとは思うけど、正直ちょっと意外。

中学からお色気タップリお姉系で恋愛勝者の彼女に、親しみを感じた。

2008/08/17 (Sun) 彼氏宅再訪・4日目
1500の新幹線を取ってあったので、4日目はのんびりとすごした。

朝ごはんを食べて、荷造りをして、実家の隣にあるお墓を参って、
お母様からバッグを、お姉さまからハンカチをいただいて、
昼食をいただいてからバス停まで送ってもらい、新幹線で正反対の方向へ。

新幹線のホームで、2月に会って今回は会えなかった彼の友達に電話をした。
「また機会があったら一緒に遊びましょう。今度は俺も彼女連れて行きますので」
 と仕事中にも関わらず、笑いを含んだ声で囁かれる。

そうだね、きっとまたいつか。

****

遠距離恋愛は別れ際切なくなるものだというが、
今のところ私は特に別れ際に淋しいと感じたことがない。

胸に溢れるのは、いつも淋しさではなく達成感・充実感。

ご両親やお姉さまにはお返しをしなければいけないな、とか、
弟さんや後輩さんに次回会うのはいつになるだろう、
と思いながら窓の外を流れる景色を眺めていて気付いた。

私はこの恋愛が「続く」ものだと確信していた。

好きだとか愛おしいとかそういった生々しい感情ではなく、
自分の人生の中に彼という要素が入ってきているという実感。
簡単に途切れる類の縁ではない、という手ごたえ。

つくづく不思議なものである。
1年前の私は、一生恋愛なんてしないと信じていたのに。

****

彼を産んだ両親と、彼と共に育った姉弟、彼が暮らした家に、
彼が通った学校、彼が過ごした町、彼が出会った人々。

彼にまつわる、あらゆるものたち。
それらから成る、彼という人間。
私との間に起こる、恋愛という現象。

頑固や愚痴っぽいところに嫌気が差して、
ケンカしたり気まずくなったりすることもあるけれど、
現象が大きくなればなるほど、それは些細な問題にしかならない。

怒り狂う私の隣を彼がうな垂れて歩いていたりして、
私も彼を追い払ったり、立ち去ったりしようとは思わない。
彼が立ち去ろうとすれば、私は引き止めて詰り倒す。

二つの道はいつか交わり一つのみちとなるのか、
それともいずれか違え別々の方向へ進むのか。

その結論が出るまで、このちょっと不安定なでこぼこ道を、
彼と手を繋ぎながら、歩めるだけ歩もう。

2008/08/16 (Sat) 彼氏宅再訪・3日目
朝起きると異臭…というか刺激臭が…。

彼に尋ねると、動物の糞をどこかの畑で捲いてるらしい。
「これが田舎の恐ろしいところだ」
 と沈痛な表情で呟いていたので、笑ってしまった。
確かに臭いが、原因が分かっていればそんなに不快でもない。

「人糞はまかないの?」
 と尋ねると、
「バカ、そんなことするわけねーだろ」
 と怒られた。

いや、彼のうち汲み取り式だから…。
ていうか、私にとっては人糞も動物の糞も、
同じくらいのインパクトなんだけどなー。

さて、3日目は神戸で彼の博士課程での後輩と神戸で会った。

彼は私を連れていることを内緒にしており、
出会った後輩は絶句していた。(合掌)

後輩さんは、いかにも情報系理系といった痩せ型メガネ君。
失礼だが、ちょっとオタクっぽい。

彼の友達と会うのは、出会いのきっかけとなった友達の旦那を含めて5人目なのだが、
今回は彼の態度がこれまでの友達の時とは微妙に違っていた。
一言で言って、なんか偉そう。
俺様というか…通常&デレモードを知ってるせいか、虚勢を張ってる風にも見える。

「(彼が自分勝手で子供っぽいから)彼女、大変でしょう?」
 と笑顔で尋ねられ、
「ええ・・・まあ」
 と答えるも、内心首を傾げるばかり。

まあ確かに頑固で不器用でワガママなところはあるけど、
基本礼儀正しいし、従順で筋が通ってる人なんだけどなー?

神戸では「ノープラン・ノーヒューチャーだから、気が向くままに回る」という彼の言葉通り、
3人で昼間から夕方まで、昼御飯を食べたり、お茶したり、
彼のバッグを探して回ったり、中華街をのぞいたり。

そんな中で「彼、本気か冗談か分かりづらいときありません?」と聞かれ、
これまた首をかしげた。
いや、すっげえ分かりやすいと思うけど?
だって声音や表情が全然違うじゃん?


さて、気を使ったであろう後輩さんには少々申し訳なかったが、
些細な会話から彼の博士課程時代、というのが透けて見える気がして面白かった。
後輩さんと別れたあとに、彼にそのことを指摘すると、

「大学時代は周りが関西人でボケツッコミの世界だったから、
 黙ってても周りが勝手にしゃべってたんだよなー。
 最後まで黙ってても、本人がオチをつけてくれるし。

 でも博士課程のときはノリが違うし、立場も違ったから、
 あえて垣根を作らないようにして、自分から周りに働きかけないと、
 人とかかわりがもてなかったんだ。
 周りは自分より皆年下だし、博士課程ってだけで敬遠されるからさ。

 いつも本気か冗談かわかんないことばかり言って、
 周りを煙に巻きながら、鍋とか旅行とか企画してたよ」 

なるほどー。
後輩さん、何度か私に「苦労してるでしょ?」みたく言ってたけど?

「あー 子供っぽくて自分勝手なヤツだと思われてるからなぁ。
 『あなたの彼女が務まるのは仏様くらだいよ』って言われたことあるし」

仏様!
死ななきゃダメですか!

2月に会った彼の大学時代の友達は、
「あいつはしゃべらないし、話しても何を言ってるのかよく聞こえないけど、
なんかいつもそこにいて、飽きがこないやつだよ」
 と影で彼を褒めていて、ちょっと感動してしまったのだが。

人に歴史あり、いろんな面あり。

私も相対する人によって出る面がかなり違うし、
出会った状況によって意図的に付き合い方は変える方だけど、
同じように様々な状況で色々な人間関係を築いてきた他人を目の当たりにするのは、
ちょっと不思議な感じがした。

例えば友達から、友達の友達の話を聞くことはあるけれど、
実際友達の友達に会える機会って結婚式くらいしかなかったりする。

でも彼自身から中高、大学、修士、博士の話を聞き、
実際その時の友達と1日じっくり会わせてもらえると、
なんか・・・出会う前の彼、私が知らない彼の姿や生活が、
おぼろげながらも感じられるのだ。

成長し、色々な人に出会い、そのたびごとに影響を受け、
愛おしい思い出や、痛々しい傷が、彼の今の人格を形作っていく。

「こういう風に、彼は出来てきたのか〜」――という感慨。

友達が多く、親戚付き合いも大切にする彼のこと、
これからも何人かの知り合いと引き合わされたり、
新しい彼の一面を覗くことになるんだろう。

2008/08/15 (Fri) 彼氏宅再訪・2日目
夜中の3時に化粧そのまま、コンタクト入れっぱなしで、
用意された布団とは違う、布団のないベッドでうたたねしていることに気づいた。

彼を起こして布団に連れて行き、あわてて化粧とコンタクトを落としてひとまず眠る。

昨日の疲れがたまっていたこともあり、
朝起きるとシャワーを浴びてお昼時まで家でのんびり。

昼ごろ、お姉様夫婦が子連れ(彼の甥っ子)で遊びに来た。
もうすぐ1歳になる甥御さんは歩こう、しゃべろうととにかく元気。
妊娠中お姉さまが嵌ったというスイカが好物で、哺乳瓶に入れて飲んでいた。

彼の弟さんはこれから長野で友達と集まりがあるそうで、
昼ごろに実家を出てしまった。

正直もっと話したかったのだが、なぜか彼は弟とあまり会話しようとしない。
年に1・2回顔を合わせる程度だろうに、弟さんが下の階でテレビを見てる時も、
彼は上の自分の部屋で、私に膝枕されながらマンガを読んでいた。
(何度か、いいの?と声をかけたのだが・・・)

別に仲が悪いわけではなさそうだが、兄弟関係は不可解である。
私は弟と、父も彼の弟と、母も彼女の兄と、祖母も彼女の弟と仲がよく、
会えば冗談を言ったり相談したりが当たり前なので、ちょっと違和感があった。

お母様やお姉様に対して、彼がわざと粗雑な口を利きながらも、
態度で大切にしているのはほほえましいのだが・・・。


昼から、イギリスの湖水地方をモデルにしたというテーマパークへ行く。
(凄く暑い日だった)

ガイドブックから子供向けかな?と危惧したのだが、意外と楽しめた。
園内が2つに分かれており、前半はプチ・動物園&植物園。

まるでケースに入れられたような8匹のコアラをはじめ、
ワラビーなど有袋類がたくさん入れられた檻など、
指を入れれば触れられそうなほど接近して観察できて面白い。
ニワトリやカメ、ウサギなど、実際触れ合えるコーナーもあった。

暑い日だったので植物園の温室は外とほとんど変わりがない気候だった。
日本って亜熱帯なんだなーと実感。

さて後半は湖水地方をモデルとしたでっかい公園。
ヤギや群れる羊にエサをあげたり、ひょうたん型の池で船を浮かべたり、
ゴーカートやゲームコーナーで戯れたりと、家族&カップル御用達。
ひまわり畑や、自家製のピザ・アイスコーナーもある。

ひとしきり羊と遊んだ後は、彼とゆっくり池の周りを散歩した。


さて、夜は彼の提案で釣りに挑戦!

生まれて初めての夜釣り・サビキ釣り。
車で防波堤傍へ行き、近くの貸し釣り屋で人の良さそうなおばさんから、
1,000円で釣竿2本と、干しえびを冷凍し煉瓦のように固まらせた餌をもらう。

サビキ釣りというのは、釣り糸には幾つもの針が、
先っぽには餌が入る籠が付いており、餌でおびき寄せた魚を、
針で引っ掛けるという釣り方。

はじめは陸に近いところで、ほかの釣り人達と一緒に釣っていたが、
海岸で花火をしていたり、釣り人が多いせいかあまり釣れない。
なので彼の提案で行ける限り陸から遠ざかり奥に行ってみたのだが・・・
これが大当たり!

いわゆる入れ食い状態、というのをはじめて経験した。

かかるのは小ぶりのアジばかりだが、
釣り糸を垂らしてしばらくするとすぐ掛かる、というのはかなり楽しい。

さびき釣り自体初体験な私は、何度も糸を絡ませたり、
彼のTシャツやタオルを吊ってしまったりしたが、
そのたびごとに彼は苦笑して釣竿を交換してくれた。

家に着いたのは10時過ぎ。
釣った魚は30匹以上!

釣った魚を入れたクーラーボックスを彼のお母さまに渡すと、
さっそく流しで水にさらし、腸を抜いてくれた。
明日、南蛮漬けにしてくれるとか。

う――― 楽しい!
なんだか田舎のおばあちゃんの家に遊びに来てるような、寛げる楽しさだった。

2008/08/14 (Thu) 彼氏宅再訪・1日目
つぅわけで半年ぶりに、彼氏の実家を再訪した。

今回は3泊4日のお盆旅行。

普通彼氏や旦那の実家に行くと言うと気が重かったり緊張したりするんだろうが、
今回は訳ワカメだった前回以上に何故か気楽だった。

彼氏の実家は神戸から1時間というのが信じられないほどのド田舎にあり、
トイレは汲み出し、バス停まで車で10分、周囲は田んぼばかりなのだが、
ご両親は温かい人柄で飾らない性格のもてなし上手、
前回は滞在していてとにかく気楽だった。

「美味しいものを食べて、自然の中でゆっくりくつろぐために遊びに行こう」と、
もはや田舎のおばあちゃん宅を訪れる勢い。

前回の教訓から、歩きやすいサンダルとパンツを着て、
九州在住の彼氏と落ち合うために、新幹線で神戸に向かった。

****

さて、彼氏はお盆休みの前日まで2度の出張挟んでの十連勤だった。

とはいえ朝の8時に念のためモーニングコールしたところ、
わりとシッカリした声で応じたので安心したのだが・・・

帰省ラッシュで込み合う駅に1時間前に着き、
一ヶ月前に取った指定席について、早速メールする。
「今新幹線に乗ったよ。私は1300に着くけど、何時ごろにつく?」

ガイドブック片手にプランを膨らませていると・・・
しばらくして返信が来た。

「まだ新幹線に乗ってない。乗ったら連絡する」

はい!?

驚いて、乗り換え案内で検索すると・・・今すぐ彼が新幹線乗ったとしても、
神戸に着くのは17:00。

交通の便の悪い辺鄙な場所に住んでるから、
多少遅れるのは覚悟の上だったけど・・・ご、5時間の遅刻!?
あ、ありえねえ。
つぅか、謝罪なしかよ!?こいつ、頭おかしくねえ!?

ショックのあまり呆然とすること数分。
ウキウキしていた気分が急転直下して、涙出てきた。

その後メール&電話で彼氏の常識はずれな言動を遠慮なく罵倒。
「どうしてまず謝らないの?自分が悪いことしたって思ってないから?」
 という問いに、
「俺が今何を言っても、鷹子は許してくれないだろうから」
 という珍回答を返したことから、思わずヒートアップ。


1:1の待ち合わせで5時間も待たされるのは生まれて初めてだ。
おまえにとってこれは普通のことなのか、
こんなことしても怒らない人間としか、おまえは28年間付き合ってこなかったのか。

許してもらえないから謝らないって、どこまで自己中なんだ。
謝罪や釈明は、傷ついて腹を立てた相手を楽にするためでもあるんだよ。

許す許さないは私が判断することで、あんたが口出しする問題じゃない。
仕事や多忙はそっちの事情で、私には一切関係がない。
そっちの都合で迷惑をかけたなら、まず謝って当たり前。
謝罪がないということは、悪いことをしたと思っていない、と思われて仕方ない。

こっちの立場や気持ちを少しは考えろ。
考える気さえないのなら、これ以上私を巻き込むな。


座席で滂沱の涙を流しながら携帯越しに恋人をなじる私の隣で、
一人帰省中らしき青年が挙動不審になってるが、知ったことではない。

さて。
言いたいことを言い、「会ったら絶対一発殴る」と決意するとひとまずスッキリしたので、
ガイドブックを見直して有馬温泉に行ってみることにした。

****

有馬温泉は新神戸から電車で30分弱の場所にあった。
有名な割にこぢんまりしており、徒歩で巡れそうである。

お腹がすいていたので駅近くにある家族経営っぽいラーメン屋さんに入り、
カウンターで冷麺を食べてから、日帰り湯について尋ねてみる。

結果、駅から程近く有馬温泉特有の黄金色の湯を湛える金の湯へ。

道中はとにかく暑かった。

道の片側には土産物屋、もう片側には川が流れる上り坂だったのだが、
お盆時期のわりにどの店も営業中で観光客もそれなりにいた。
真昼間からビールの飲めるカウンターバーなどもあり、
温泉街にしては小じゃれた雰囲気。

金の湯は…正直大したことなかった。
まんま温泉湯を使った小さな銭湯。
入浴料650円なので無理もないが…。

それでも折角来たので湯船に使ったり水シャワーを浴びたりを繰り返し、
最近酷くなっていた肩こりを治療する。

酷く込み合っていて、中国人・韓国人のお客さんが目立った。
何かのツアーで来ているのかもしれない。

さてそんなこんなで1時間近く入浴を楽しみ、
帰りがけに名物・水饅頭を一箱買って待ち合わせの神戸へ。
神戸駅に着いたのは、待ち合わせの1時間前だった。

****

ご両親の土産を買い終えた頃、彼から到着メールが。
バスセンターで待ち合わせたのだが・・・出会いがしらから目が泳ぐ、泳ぐ。

こー言う時はびしっと謝罪すれば済む話なのに・・・ボケが。
怒りのオーラを目からにじませながらにっこり微笑みかけて、
チクチクといやみを言い募る。

「5時間も待たされたの、生まれて初めてだよ。君はよくするの?」
「しない」
「へええ。じゃあ私を待たせたのはなんで?私なら怒らないとでも思った?」
「人が見てるからよせよ、そういう話は」
「へー 人目があると、面と向かって謝ることもできないんだね」

夕食は神戸で取っていく? と聞かれたので、
普通に考えて、あんたの親御さんが用意してるだろう、と突っ込む。

半信半疑で電話確認し、私の予想通りであったことに驚く彼。
親が準備してくれるなんて、思いもしなかったらしい。

いや・・・だからね。
私はあんたの彼女であるけど、親にしてみればよそのお嬢さん、
不手際があれば恥になる、丁重にもてなすべきお客さんなんだってば。
予想できないあんたが心底不可解だよ。

なんかこの人・・・身近な人の心境や行動を予測するのがすごく苦手?
思い出すのは『話を聞かない男、地図が読めない女』。
一般的に男性は鈍感で他人の感情の機微に疎いって言うけど・・・ここまで!?

等々怒ったり呆れたりしつつ、バスの時間まで買い物へ。
本屋では彼が田舎では手に入りにくいという漫画を買いたがり、再び私に呆れられる。

ていうか・・・おまえウソでも反省したフリしとけよ。
火に油を注いでるって、マジで分かってないのか!?

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そんなこんなで半年振りの実家再訪は、かなり微妙な心持ちだった。

全部彼のせいである。

まったく、天真爛漫というか厚顔無恥というか・・・。
どんな理由があろうとも、約束の時間を大幅に破る等、
非礼で無礼な行動をとってしまった場合は、潔く謝罪し、深く反省してもらいたい。

不特定多数の他人の目を気にして、謝罪しないなんてもってのほか。
相手から謝罪を求められてから謝っても、効果半減である。

ご自宅にはご両親のほか、大阪在住の弟さんが帰省中だった。
この日のためにお父様が友達から取り寄せたという日本酒をご馳走になり、
五輪や子供の頃の話、仕事の話をしながら杯を進める。

彼が5時間遅れてきたことも、暴露させてもらった。
「あんた、恥ずかしい・・・!よく我慢してるわね!」
 と恥じ入るお母様。咎めるように彼を見るお父様&弟君。
「そんなことないですよー」
 とか、さすがに言えず、肯定の微笑を穏やかに示す。

そんなこんなで夕食をご馳走になり、彼の部屋で一服するうち。
私達は風呂にも入らず、酔いも回ってそのままうたたねをしてしまった。

2008/08/11 (Mon) 黒白の反転。
手紙を一週間かけて書き上げた夜、友人Gから久々の電話があった。

社会人になってからというもの、Gとは恋愛関係の話をよくするので、
その晩も二時間ほど話したのだが…

ん――。
盛り上がるには盛り上がったのだが。
どうも・・・肝心なことが話せてない、的後味が残った。

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何を考えているのか分からない。つかみどころがない。
桂さんがどういう人を好きになるのか想像つかない。

頭の回転が速い。できる。切れる。
しっかりしていて隙がない。心が乾いている。
桂さんって泣けたの?今まで心が動いたことがないでしょ。

私が仕事やスクールの仲間たちから受ける評価はだいたい同じだ。
仲良くなると意外と人好き、案外優しい、実は面白い人…
といわれることもあるが、「以外」とか「案外」とか「実は」って枕詞は何なんだ。

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その晩書き上げた手紙は、1週間かけて何度も推敲した。

はじめにぱぱぱっとPCで書き上げた文章は、
直立不動で宙に放った言葉のように空虚だった。
事実を表面的になぞっているだけで、何も伝えようとしていない。

伝えるというのは、私の頭の中にある概念を吐き出して投げつけることではなく、
受け取った相手の気持ちを想像しながら、
自分の概念を相手に合わせてカスタマイズすること。

自分と相手の共通点をみつけだして、そこから話し始めること。

恥ずかしいことやみっともないことを繕うのではなく、
共感を呼ぶ形でさらけ出すこと。

どこからの切り口で、どんな言葉で、どういう順序で話すか?
考えながら推敲していたら、1週間経ってしまった。
気付いたら、ほとんど全部書き直していた。

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メールと口頭で何度か悩み相談をしていた時、指摘されたことがある。
「桂さんは、話し言葉より文章の方が気持ちが在る。
 気持ちを伝えようと思うなら、手紙を書いてたどたどしく読み上げるくらいでいい」

電話で話しているとき、私の言葉は脳みそからあふれ出ていた。
どういうことがあったか。何が面白かったか。何で迷っているか。

でも自分がそういうとき何を感じているか、どんな気持ちなのか、
そもそもその話を通じて一体何を伝えたいのか、
相手にどんな気持ちになって欲しくて伝えているのか、
さっぱり分からないまま、空白を埋めるように話してしまった気がする。

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頭で違いを認識すると、人は面白みを感じるけれど、
心で同じを感れば、親しみを覚えるのではないか。

例えばあえて「面白い」特別な経験を語るのではなく、
誰もがするような「親しみのわく」普通の体験を語る。

面白かったことではなく、気持ちが動いたことを話す。

そうして世界を構成する白黒を逆転させて、
影と見なしてる部分に何があるか分かれば、
肝心なことを話せるようになるのかもしれない。

2008/08/10 (Sun) 涼宮ハルヒの憂鬱。
涼宮ハルヒの憂鬱 1 通常版涼宮ハルヒの憂鬱 1 通常版
(2006/07/28)
杉田智和平野綾

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現実で疲れた時はやっぱりアニメだよね!

前々から気になっていたアニメ・涼宮ハルヒの憂鬱をバンダイチャンネルで一気鑑賞した。

TVで放映された全14話が955円ポッキリのサービスパック!
もちろんニコニコ一括カード決済。これで2週間、見放題♪

・・・すげえ時代だよなあ・・・。

かつて弟がビデオレンタルショップを梯子して捜し求め、
続きがレンタル中だと地団太踏んでいた某ガンダムシリーズも、
10話840円でレンタルできるよ…。

1シリーズだいたい50話(長っ)だから4200円…。
若干割高かもしれないけど、知り合いに会ったりレンタル中のリスク、
そして借りに行ったり返しに行く手間を考えれば、決して高くないかも。

この時代に生まれたオタクたちは、幸せなのか不幸なのか。
まあ、そんな感慨は置いといて・・・感想です。

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面白かった。

いやー エヴァの二番煎じだの萌えアニメだの言われるけど、
とにかく明るい!楽しい!ポップでカラフル!

「日常の退屈をいかに紛らわすか」という誰にだって心当たりのあるテーマ?を、
ぶっ飛んだ設定と、お約束の学園イベントを通じて描いていく。

「無意識で望んだことが全て実現する」とんでも少女・ハルヒと、
その無意識の想い人として巻き込まれた突込み少年・キョン。
情報思念体から生まれたという宇宙人・長門、未来から来た美少女・みくるに、
ハルヒのなだめ役として力を授かった超能力者・古泉。

そんな怪しい団体がハルヒに正体を隠しながら、
夏休みに無人島に行って、海で泳いだり花火したりゲームしたり、
学園祭で映画を撮ったりライブをしたり、草野球に参加してみたり。

物語は団員唯一の一般人・キョンの視点で語られるのだが、
彼の巧みな突込みとハルヒへの視点を見ていて、ふと思い出したのが、
「超人も凡人も、心の奥で求めていることは意外と同じ」
 ということ。

例えば天才的頭脳を持つ人も、その頭脳を生かせる地位や立場に立てば幸せとは限らない。

意外とそういうのは+αであって、
共に喜びや悲しみを分かち合える友人や、
生涯一緒にすごしたいと思える伴侶がいることのほうが、
多くの人にとっては「幸せ」だったりする。

能力や環境が多少違っても、「幸せ」に求めるものは意外と似ている。

表面上特別な自分や、ワクワクする人生を求めていても、
例えば片思いの人にキスされてしまえば、そんな気持ちぶっ飛んでしまったり。

スリルを求めていても、いざ身内が危険な目に遭えば、
一気にテンションが下がってしまったり。

球場でハルヒが感じた「特別でない自分に対する失望」は、
誰から見ても特別な人間になることではなく、
誰かにとって特別な人間になることで解消されるのではないか――

そんなことを思わせるストーリーだった。

2008/08/09 (Sat) 小休止。
この二ヶ月間、予定のない土日がなかった。

土曜 又は 日曜に予定が入っていたという意味ではない。
土曜 及び 日曜に予定が入り続けたのだ。2ヶ月間。

特に先月は鹿児島在住の彼が、旅行、研修、出張と毎週のごとく家に来た。
山形旅行行ったり、友達挟んで遊んだり、買い物したり映画を見たり。

遠方よりはるばる来てると思うと、ついおもてなしの心が騒いで企画を立ててしまう。
近距離で一緒にいるのが当たり前になれば、こんなに疲れないのだろうか。
毎週末会うだけでも、かなり疲れた。
一ヶ月に1回だと少ないけど、隔週くらいがちょうどいいかも…。

なんか同期が、
「結婚すると自分の時間がなくなるから、
 今のうちにやるべきことはやっておいたほうがいいよ」
 とは言ってたけど。。。

その間に結婚式二次会の幹事会、やってきた父親の接待、TOEIC等々…。
父親と奥様の間に立たされて、叔父さんや叔母さんに相談したりもしたなあ。。。

来週末の四連休は彼氏の実家に再訪。
月末は幹事会とスクール仲間とバーベキュー。

とりあえず…脳がとろけるまで寝た。

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